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服装のマナーについて、まとめてみました。
服装の歴史
衣服は、風土や民族、生活様式によって素材やデザインが異なります。
例えば、寒い地方では体温を逃さないため、暑い地方では強い 日差しから身を守るため、乾燥する地方では水分を奪わないためといった目的があり、
そのために寒い地方では動物の皮や毛皮、毛織物が、暑い地方では木綿や麻などの通気性の良い植物性の素材が使われています。
民族衣装などは、このような地域の気候・風土に加え、宗教や階級制度などの社会的要素が加わって形成されていきます。
さらに、貿易や戦争なとで民族が移動すると、お互いの風俗・風習が取り入れられたり、淘汰されたりして服装にも影響を与えました。
それぞれの衣装が持つ歴史や意味については省略しますが、民族衣装にはその国や民族の長い歴史が込められていることを理解し、
敬意を払うことが大事です。
また、こうした理由で民族衣装とみなされます。
洋装の歴史
中世ヨーロッパでは、ベルサイユ宮殿を中心としたブルボン王朝の貴族たちが取り入れていた食事や服装のマナー、
日常の振る舞いなどの生活スタイルが、とうじの近隣諸国の王侯貴族らに強い影響力を与えます。
ところが18世紀になると、フランス革命などの市民革命や、イギリスで始まった産業革命の影響やより、
「経済力」という新しい価値基準が生まれ、それまで階級の低かった商人が力を持ち始めます。
一方、没落した貴族は、宮殿の外に生活の場を求めるようになり、貴族社会の中だけで尊重されていたマナーが、一般庶民にも広がっていきました。
当時、すでにほぼ確立されていたテーブルマナーは「フランス式」がスタンダードとして浸透しましたが、
流行に左右される服装は、流血の革命により急速に支配階級が崩壊したフランスものより、
立憲君主制を維持し、階級社会を残す結果となった「イギリス」がヨーロッパの基準となって行きました。
洋装の基準
ヨーロッパを中心とした洋装のマナーとは、「時間」や「場所」によってふさわしい服装に着替える事です。
例えば、朝の外出はモーニングコート、散歩にはモーニングジャケット、
昼の外出はフロックコート、夜の正装にはテールコート(燕尾服)やディナージャケット(タキシード)と言うように、状況に応じて何度も
着替えるのがジェントルマンの基本であり、習慣でした。
このように、西欧では、時間帯に応じて、着るものが決まっていて、その基準は今も守られています。
外国では、日が暮れたら夜の装いにするのがマナーで、夕方にはパーティーが行われる時は、終了予定が日没であれば夜の服装にするのが基本です。
また、服装がその人の地位や人格を示す大きな目安になっていることも忘れてはなりません。
日常の服装
日常の服装は、ビジネス、スポーツ、パーティーなどといった着用のシーンや、
トラディショナル、スポーティー、セクシー、フェミニンなとのようにファッションの傾向、フォーマル、カジュアルなどの服装の格など、
いくつかの基準に分けられます。
いずれも、T(Time=時間)・P(Place=場所)・O(Occasion=状況)に応じた選択をすることが大切ですが、
それ以前に、その人の体型や地位・肩書きにあったもの着用し、その時の流行に大きく遅れていないことなども、
センスを表す上では大切なポイントです。
まとめ
また、和装の基準もありますが、改めて書きたいと思います。
服装は生活様式に伴って変化するものですが、服装の意味や歴史を知れば、洋装、和装の基準が理解出来ます。
和装も現代では非日常的な装いになってきましたが、日本の民族衣装としてその伝統を大切にしたいものです。