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「和装」と言うと現代では非日常的な装いになってしまいましたが、「日本の民族衣装」としてその伝統を大切にしたいものです。
和装について書いて見ました。
和装の基準
古来、日本の政治の仕組みや法律などは大陸の影響が強く、同様に服装に関しても、
階級に合わせた装いをする習慣などは中国の影響を色濃く受け継いでいました。
しかし、朝廷を中心とする貴族社会から、戦国時代の混乱期を経て、江戸時代に入って社会が安定すると、
政権維持のためにしきたりや身分制度が厳しく定められ、政治の体制や権力の構図が変わるにつれ、服装も激しく変化しました。
日本の服装文化は常に海外からの影響を受けてきましたが、服装に関しても"季節感"を大切にする点は、
日本独特の特徴として現在でも連綿と受け継がれているといってよいでしょう。
特に衣替えは、江戸時代になると一般庶民の普段着まですべて一斉に行われていて、現在も和装のルールになりました。
和装の歴史
平安時代には普段着であった直衣(のうし)や狩衣(かりぎぬ)は、鎌倉時代には礼服になる一方で、
鎌倉時代の普段着であった直垂(ひたたれ)が室町時代には礼服になるなど、服装はより動きやすく簡略化されました。
江戸時代に入ると、直垂の袖を取った肩衣(かたぎぬ)と袴が、「裃(かみしも)」と呼ばれて礼服となり、
長期に政権が安定した江戸末期にはこれがさらに簡素化され、着物に羽織、袴を付けただけで正装になりました。
このように、日本の服装に大きな変化を与えたものは明治維新です。
そらまでの伝統であった和装に代わって、公式行事から軍服や学生服に至るまで洋装が推奨されました。
それに合わせるように、生活スタイルも西洋化し、和装は日本の伝統衣装てありながら、
日常生活を送るには不向きな服装となってしまったのです。
衣替えの基準
・袷(あわせ)
10月1日から5月31日。裏地がある
・単(ひとえ)
6月1日から30日までと、9月1日から30日まで。裏地がない
・絽(ろ)
7月1日から31日まで。縦糸と横糸を絡ませて透き目を作った織物
・紗(しゃ)
8月1日から31日まで。絽よりさらに織り目が粗くて薄い
和装では基本的には、どんな暑くても衣替えの日より先に着ることは恥ずべきこととされていますが、
現在では時期や天候によって着物の種類を選択していて、昔に比べると少し柔軟になっているようです。
また、着物の絵柄には季節感が取り入れられていて、花や風物などがあしらわれた柄の着物は、
まとめ
服装は生活様式にともなって変化するものですが、服装の意味や歴史を知れば理解出来ます。
現代では非日常的な装いになってしまいましたが、日本の民族衣装としたその伝統を大切にしたいものです。
また、衣替えの習慣など、季節感を大切にする服装感覚は現代にもしっかりと受け継がれています。
パーティーなどの多くの人が集う場所では、服装(和装)は非常に重要な要素です。
TPOに合わせて着こなしとマナーを気をつけたいものです。