「冠」のしきたり プロトコール

「冠」のしきたりとして、②日本の主な通過儀礼

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こんにちは、りりーです。

ご訪問有難うございます。

日本の主な通過儀礼として、誕生から命の尊さや生きる喜びを通して、先祖とのつながり、絆を確認して頂ければと思います。

日本の主な通過儀礼

①帯祝い

生命の誕生を喜ぶ儀礼として「帯祝い」があります。妊娠五か月目の戌の日に「岩田帯」と言われる腹帯を巻きます。

これは、多産でお産が軽い犬にあやかり安産を祈るもので、これから生まれてくる赤ちゃんを認知する儀式でもあります。

腹帯には、赤ちゃんを安定させる妊婦を楽にするという効果もありますが、最近では儀式としてこの日に帯だけを巻くだけの人が多いようです。

②お七夜

赤ちゃんが誕生してから七日目を「お七夜」と言い、この日に命名式と言います。

赤ちゃんの名前と生年月日を書いた紙を、この日から一か月ほど神棚や床の間など家の目立つところに飾ります。

昔は新生児の死亡率が高かったために、この日を迎えられタことを祝って名前を授けたことによります。

両親と、両家の祖父母などが集まって行う内輪のお祝いです。

実際に名前を決めて出征届を役所に出すのは、誕生から二週間以内です。



③お宮参り

 

 

 

 

赤ちゃんの成長と幸せを祈る儀式で、土地の守り神である「産土紙(うぶすながみ)(氏神と同様)」に参拝し、氏子となったことのあいさつを行います。

お宮参りの日は地域によっても異なりますが、生後一か月目あたりに行うところが多いようです。

最近では、その前後の休日に、天候や赤ちゃんの体調を観て行うケースが多く、日取りも絶対ではなくなってきました。

参拝の際は、赤ちゃんに白羽二重の内着を着せて抱き、その上から祝い着をかけ、赤ちゃんを抱く人の首の後ろで紐を結びます。

最近ではおしゃれなベビードレスも多いようです。

赤ちゃんを抱くのは昔から父方の祖母が多いようですが、これは昔、出血を伴う出産を汚れとしたためで、

お宮参りはその「忌明け」の行事として母親の穢れを祓う意味合いがあったことによります。

④お食い初め

一生食べ物に困らないようにという願いを込めて、生後100日目(地域によっては120日目)に行う儀式です。「箸祝い」「箸初め」、あるいは100日目に行われるので、「百日(ももか)の祝い」とも言われます。

新しい膳や箸、茶碗などを揃え、赤飯、鯛のすまし汁と尾頭つきのやきもの、煮物、なます、梅干しなどを添えて一汁三菜にします。地方によっては歯がためのために小石を添えたり、「まめまめしく育つように」と願って煮物に豆を入れたりする場合もあります。

実際には赤ちゃんはまだ食べることができないので、食べる真似をするだけです。赤ちゃんの口へ食べ物を運ぶ人を「箸役」と言いますが、長寿への願いを込めて、同性の年長者にお願いするのが習わしです。

 

⑤初節句

 

 

 

 

生後、初めて迎える節句で、女の子は三月三日の「桃の節句」、男の子は五月五日の「端午の節句」です。地方によっては盛大に行うところもあります。女の子には雛人形、男の子には鎧や兜などの節句飾りを贈って、初節句を祝います。

⑥初誕生

昔の日本には誕生日を祝う風習はありませんでしたが、初誕生は特別で、両親と両家が集まって一歳の誕生日をお祝いするならわしが古くからありました。

健康に育つようにと願いを込めてお祝いに餅をつき、足腰が丈夫になるようにとの願いを込めて「誕生餅」として子どもに背負わせて歩かせたり、足で踏ませたりします。

 

⑦成人式

昔の「元服式」に由来する儀式ですが、現在では満二十歳が成人と定められ、一月の第2に月曜日が「成人の日」です。成人への通過儀礼である。「加冠の儀」は、時代によって元服を迎える年齢やしきたりなどが異なっていましたが、どの時代も、大人の仲間入りをするために社会的責任や義務を負ったら、成人としての自覚を持たせるために何らかの試練を乗り越えて晴れて成人と認められたようです。通過儀礼の総称となるほど、人生の大きな節目であるにもかかわらず、昨今の成人式については、本来のあり方を考え直す必要がありそうです。

⑧厄年

男性は数え年で二十五歳と四十二歳、女性は十九歳と三十三歳を厄年と呼びます。

特に男性の四十二歳と女性の三十三歳を「本厄」あるいは「大厄」、その前後を「前厄」「後厄」と言って、身を慎むべき時期とされています。

厄払いの儀式は様々で、神社で祈祷をうけたり、神事に参加したり、地方によっては宴席を設けて厄落としをするところなどもあります。

しかし、"厄"は"役"に通じ、この年頃は社会的に重要な役割を担う時期でもあり、また、体調に変化をきたしやすい年齢なので、気を引き締めらようにという忠告と受け止めると良いでしょう。

⑨年祝い

 

 

 

 

 

 

長寿の祝いのことを「年祝い」「賀寿」などと呼び、古くから人生の大切な祝い事として受け継がれて来ました。

かつて数え年で祝われていましたが、最近は満年齢の誕生日か、あるいはその前後の休日など、親族が集まりやすい日を選んで行われることが多いようです。また、今の六十歳はまだまだ現役で活躍中の人も多く、七十歳の古希から祝う場合が増えているようです。

主な祝宴の形式や開催日などは本人の意向や希望を尊重し、楽しくお祝いできるようにしましょう。

年祝いの送り方

祝宴に列席することがお祝いになるので、特に贈り物の必要はありませんが、記念に残る物を差し上げる事も良いでしょう。贈り物をする場合は、誕生日の頃にします。還暦の場合は赤い色の物、傘寿なら傘といったように名称にちなんだ品物を選び方法もありめすが、相手の趣味や嗜好を考慮して喜ばれるものを贈る方が良いでしょう。お金を送る場合は金銀か紅白蝶結びの水引き^_^かけた祝儀袋に、表書きは「祝還暦」「寿」などとします。お祝いを貰った時のお返し、「内祝」とします。

お祝いの言葉を述べる際は、「死」「病」「衰える」「倒れる」「滅びる」「枯れる」「朽ちる」などと言った"忌み言葉"を使わないように注意しましょう。

まとめ

人は、誕生したから死ぬまでの間に様々な節目を迎えます。通過儀礼は、そうした人生の節目を、家族や親族。親しい人たちと共に分かち合うしきたりです。昔に比べて付き合いが希薄になり、また儀式が簡略化される傾向にある昨今ですが、これらを通じて命の尊さや生きる喜び、先祖とのつながりなどを感じると共に、深い愛情で結ばれた互いの絆を確認する事も出来るのです。

 

 



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