こんにちは。リリーです。
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基本調味料”さしすせそ“の中の「酢」は近年消費量が増えているようです。
お酢は人間の作った最古の調味料で健康効果が沢山あります。
Contents
- 1 お酢の基礎知識
- 2 お酢の種類
- 3 お酢の8つの効用
- 3.1 1・疲労回復
- 3.2 ハードな運動の後にはお酢&糖分で筋肉をサポート
- 3.3 2・便秘解消
- 3.4 朝のお酢&ヨーグルトの習慣で、腸のぜん動運動を活発に
- 3.5 3・内臓脂肪太りの予防
- 3.6 酢パワーで内臓脂肪を減少、過食防止のメリットも
- 3.7 4・骨を守る
- 3.8 食材のカルシウムを引き出す力でしわ防止に
- 3.9 5・高血圧を防ぐ
- 3.10 しなやかな血管で若々しく、減塩でむくみ予防も!
- 3.11 6・血糖値の上昇抑制
- 3.12 食べ物がゆっくり腸へ、糖質の吸収をスローダウン
- 3.13 7・ストレス解消
- 3.14 自律神経の乱れによる不調時、お酢のパワーで体をリセット
- 3.15 8・美髪効果
- 3.16 シャンプーの仕上げに、”酢リンス”美髪を目指す
- 4 まとめ
お酢の基礎知識
「酢」という文字は、「酒から作る」と書くように、なんとお酒を作るところから始まるのですね。
発酵によって生まれたお酒に、酢の健康パワーの源である酢酸菌を加えてさらに発酵させます。
二度の発酵を経て生まれるお酢で健康効果が沢山あります。
酢酸菌とは、アルコールからお酢を作るときに必要な菌で、元々自然界に存在する微生物です。
19世紀半ば、フランスの科学者パスツール(酵母を見つけた人物)が発見。
それ以前は、何故お酒からお酢が出来るのか分かっていなかったのです。
ちなみに、酢酸菌はココナッツ水から作るナタデココなどにも使われています。
お酢の90%は水です。
主成分は酢酸で3~5%含まれています。
他にも原料や発酵の過程で生まれるりんご酸、コハク酸、クエン酸等の有機酸や、
たんぱく質を作るのに不可欠なアミノ酸も含まれています。
お酢の種類
食酢(醸造酢)は国が定めた品質表示によって分類されています。
日本農林規格(JAS)によるお酢にの種類と特徴です。
果実酢
原材料は1種類、または2種類以上の果実です。
お酢1リットル当たり300g以上の果実の搾汁を使っていることです。
穀類や果実以外の農産物、はちみつの使用不可です。
・りんご酢
「りんご酢」は、お酢1リットル当たりにりんご搾汁300g以上を使用以上を使用します。
原材料がりんご搾汁だけなら「純りんご酢」と表示できます。
「ぶどう酢」も同様です。
りんご酢はフルーティーな酸味で、ドレッシングや酢ドリンクに合います。
海外発の酢の種類
・ワインビネガー(フランス)
原材料はぶどう
・モルトビネガー(イギリス)
原材料は麦
・バルサミコ酢(イタリア)
原材料はぶどう
・シェリー酢(スペイン)
原材料は白ぶどう
・サトウキビ酢(フィリピン)
原材料はさとうきび
穀物酢
穀物酢
お酢1リットル当たり40g以上の穀類(米、小麦、トウモロコシ、酒粕など)を利用して製造してます。
手頃な価格で日常的に使いやすく、消費量が最も多いです。
旨味は少ないが酸味が効いています。
米酢
お酢1リットル当たり40g以上の米を使用して製造してます。
原料が米だけであり「純米酢」と表示できます。
お米の甘みが生きた日本を代表するお酢で、和食によく合います。
特に純米酢はまろやかな香りが魅力です。
米黒酢
原材料は無精白の米、または無精白の米に小麦や大麦を加えたものに限ります。
酢1リットル当たり180g以上の無精白の米を使い、発酵・熟成によって褐色や黒褐色になったものです。
旨み成分のアミノ酸が豊富でコクのある酸味、芳醇な香りが特徴です。
お酢の8つの効用
1・疲労回復
ハードな運動の後にはお酢&糖分で筋肉をサポート
お酢のパワーのもとである酢酸はブドウ糖と一緒に摂ると、筋肉をサポートするためのグリコーゲンを作りやすくします。
仕事で忙しく動き回ったり、スポーツ後に筋肉の疲労を感じたときは、すぐに程よい甘さのお酢を摂ってみましょう。
お酢、レモン果汁、はちみつを合わせた酢ドリンクを飲みます、あるいはハイカカオのチョコレートとお酢を一緒に頂きます。
スムーズにエネルギーの回復が行われ、元気ハツラツに!
どうぞ!
2・便秘解消
朝のお酢&ヨーグルトの習慣で、腸のぜん動運動を活発に
お酢の酸っぱい匂いや味は、自然に唾液を増してくれます。
唾液は口内の細菌の増殖を抑え、口臭や虫歯などのトラブルを防止です。
さらに唾液が消化吸収を助けるので腸のぜんどう運動が活発になり、スムーズな排便につながります。
お酢を摂った8割の人が1週間でお腹のリズムが整い、体の変化があったそうです。
便秘解消で肌のコンディションもアップします。
3・内臓脂肪太りの予防
酢パワーで内臓脂肪を減少、過食防止のメリットも
人は食べ物をエネルギーに変えて生きていますが、活動しても使いきれない分は脂肪として体に蓄えることになります。
これが長時間に渡るとエネルギー過多になり、太るだけでなく体内の内臓脂肪が溜まって、動脈硬化などの生活習慣病の原因になります。
お酢はそんな怖い脂肪太りを防いでくれる効果が期待できます。
肥満気味の人が1日大さじ一杯(15ml)のお酢を12週間継続して摂ったところ、内臓脂肪や腹囲が減少したという報告もあります。
また、酸っぱい食べ物は早食いを防ぎ、満腹中枢を刺激して食べ過ぎ防止にも有効です。
4・骨を守る
食材のカルシウムを引き出す力でしわ防止に
カルシウムと言えば骨の形成に欠かせない栄養素ですが、人間の体はカルシウムを吸収しにくいことをご存知ですか。
牛乳は摂取量の約4割、小魚は約3割しか吸収できないとされてきます。
お酢には食べ物に含まれるカルシウムを引き出す力があり、1,5倍増えるという説もあります。
例えば、骨つき肉や魚貝類をお酢と一緒に煮込み、スープごと頂くと骨や貝から溶け出したカルシウムをたっぷり吸収することができます。
カルシウムが不足すると骨祖しょう症になるだけでなく、顔の骨密度が減って、骨格が変化することでシワやたるみの原因になるという学会報告もあるので要注意です。
無理なく効果を得るための3か条
1・使いすぎない
お酢はあくまでも脇役。使い過ぎると酸味が悪目立ちします。酸っぱいほど体にいいかと言えばNO。薄めてでも効果は変わりません。
2・おいしさにこだわる
お酢はすぐに効果が出る薬とは違います。苦手な味を我慢するのはナンセンス。美味しい使い方を見つけて楽しんでこそ、効果が生まれます。
3・適量を継続する
体のためには1日に大さじ1杯(15ml)が適量と考えられます。いろんなお酢を多彩な方法で取り入れることが継続のコツ。
5・高血圧を防ぐ
しなやかな血管で若々しく、減塩でむくみ予防も!
老いは血管から始まると言われますが、お酢わ摂るとアデノシンという物質が出て、血管の壁を広げてくれるとされています。
しかし、すぐに元に戻ってしまうため継続し摂ることが大事です。
大さじ1杯のお酢を10週間継続して採ると、高血圧が改善されると結果報告もあります。
また、塩分の取り過ぎも高血圧の原因のひとつですが、お酢の酸味は塩分の物足りなさを補うため、塩分によるむくみ予防も、期待できます。
6・血糖値の上昇抑制
食べ物がゆっくり腸へ、糖質の吸収をスローダウン
食事に血糖値が急上昇すると、膵臓から分泌されるインスリンの能力が低下して、肥満や糖尿病のリスクになります。
予防策として、野菜や海藻などを最初に食べるといいのほよく知られていますが、お酢を使った料理は胃に長く溜まってゆっくり腸に進むため、血糖値の急上昇を抑えるとされています。
食事の最初にわかめの酢の物やキュウリの酢漬けを食べたほうがいいのは、こうしたことからです。
また、糖質の多いラーメンなどの麺類や丼ものにお酢をかけて頂くのもいいでしょう。
7・ストレス解消
自律神経の乱れによる不調時、お酢のパワーで体をリセット
じめじめして梅雨から暑い夏にかけては、ストレスを感じる人も多いはず。
自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位な状態が続くと、血管が、収縮して血流が悪くなったり、消化吸収に影響を及ぼすなど、さまざまな不調を引き起こします。
自律神経は自分ではコントロールできませんが、お酢の機能ご血管にも消化吸収にも役立つのは前述との通りです。
ストレスがあると唾液も減って不快がありますが、酸味によって自然に唾液が出るのもいいことです。
酢ドリンクは夏の汗で失われた水分の補給にもなり、体のリセットにぴったりです。
8・美髪効果
シャンプーの仕上げに、”酢リンス”美髪を目指す
お酢の髪の毛を洗った後のリンスとしても有効です。
シャンプー(石鹸)でアルカリ性に傾いた髪の毛に、酸性の酢リンスを使うとうまく中和されてサラサラになったという声もあります。
使い方は簡単です。
まず、シャンプー(石鹸)後に髪の毛をよくすすぎます。洗面器にお湯をはり、大さじ1杯(15ml)程度のお酢を入れて混ぜます。
それを髪全体に行きわたらせた後、お湯で綺麗に洗い流します。
まとめ
お酢の強い酸性の成分で、天然の抗菌剤と言われるほど雑菌の増殖を防ぐ力があります。
梅雨から夏にかけては食中毒になりやすい時期、台所道具のお手入れや掃除などにもお酢のパワーをかつようしましょう。
水で2〜3倍に薄めたお酢スプレーを作っておくと便利ですね。
お酢は万能薬と言われるくらいに、掃除や食中毒予防にも活躍します。
お酢の機能を活かして、お酢のパワーで夏を元気に乗り切りましょう!
長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂き有難うございます。